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オイルについて



アボガド ククイナッツ ココアバターオイル
ココナッツオイル シアバターオイル スイートアーモンド
つばき油 月見草オイル ヘーゼルナッツ
ハイオレックひまわり パームオイル ひまし油
ピュアオリーブ ホホバオイル マカデミアナッツ
ミツロウオイル レッドパームオイル ローズヒップオイル
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アボカドオイル

アボカドの果実をしぼった油です。A、B群、D,Eの各種ビタミンの他、保湿効果の高いステロール類が多く含まれるため、化粧品やマッサージオイルなどのスキンケア用品の材料としてよく使われます。特に肌にマイルドな石けんの材料として人気が高く、ベビー用の石けんによく配合されています。未精製のアボカド油はきれいなダークグリーンをしており、脱色、精製されたものより、特徴成分である有用な不けんか物を多く含んでいます。

ククイナッツオイル

ククイナッツという木になる実を圧搾してとる油です。ハワイでは昔から強い陽射しや潮風のために傷んだ皮膚や切り傷、やけどを治すために使われたり、赤ちゃんの肌のお手入れに欠かせない油です。種々の頑固な湿疹やにきび、日焼けで傷んだ肌やあかぎれ、ひび割れ、ひどい乾燥肌などに大変効果があることが、臨床的に多数報告されています。他のオイルにはない特別大きなスキンケア効果があり、何かと肌や髪の調子が良くないときの頼みの綱になります。

ココアバター

カカオ豆からとれる油脂です。パルミチン酸とステアリン酸が多く、石けんに配合することで、パーム油よりも硬さが出ますし、溶けくずれをおさえることができます。ココアバターを配合した石けんには強力なカバー力があり、皮膚の上にしっかりとのって、薄い膜を作ります。

ココナッツオイル(ヤシ油)

ココヤシの果肉を乾かしたコプラからしぼられた油です。ラウリン酸 とミスチリン酸を多く含むため、大きな起泡力があり、泡立ちのよい石けんを作りたいときには欠かせない油ですが、肌にとって刺激性のあるカプリル酸やカプリン酸を含んでいますので、しばらく使い続けると肌の乾燥や刺激を感じるようになります。

シアバター

西アフリカのサバンナに自生するシアの木の果実のなかの核をしぼって得られる油脂です。アフリカでは、食用として、また薬用、化粧用として伝統的に重宝され、これをぬることで、厳しい陽光や乾燥から肌を守り、日焼けで傷んだ肌の手入れや、あかぎれ、やけど、傷の手当てだけでなく、血行をよくするので、筋肉痛やリウマチにもきくと言われているそうです。融点が高いため、石けんにすると硬く、溶けくずれも少なく、皮膚の保護効果のたいへん 大きなものになります。

スイートアーモンドオイル

アーモンドの実をしぼった油です。ビタミンA、B群、E、各種ミネラルを多く含みます。 オリーブオイルやつばき油に比べるとやや粘度が低く、軽めになっています。そのため非常 に使用感がよく、マッサージオイルや手作りボディケア用品の基材としても、よく使われます。この絶妙な粘度が、石けんにしたとき、クリームのようにきめ細かく上品なした泡立ち を生み出します。

つばき油

つばきの種をしぼった油です。日本では何百年も昔から、食用や灯用、化粧用、薬用として使われてきました。 脂肪酸全体の80%以上をオレイン酸がしめており、オリーブオイルに比べて不飽和脂肪酸のなかでも酸化しやすいリノール酸が少ないため、オリーブオイルよりさらに持ちのよい安定した油です。 石けんにするとオリーブの石けんに似ています。特に洗髪したときの泡切れがよく、軽く仕上がるうえに、髪にはりを与えてくれます。日本人の肌に大変なじみの良い石けんに仕上がります。

月見草油

月見草の種子からとれる油で、アメリカ東部のインディアンが皮膚病やぜんそく、炎症などの治療薬として使ってきたことが知られています。特徴的なのは、9%ほど含まれるリノレン酸がγ-リノレン酸であることです。γ-リノレン酸が足りなくなることが、アトピー性皮膚炎の原因のひとつであると考えられていて、皮膚のアレルギー症状をやわらげるのに、月見草油をぬると効果があるといわれ、トラブル肌用のクリームやマッサージオイルなどに加えられます。

ヘーゼルナッツオイル

へーゼルナッツの実をしぼった油です。各種ミネラルを多く含み、皮膚の再生を助け、老化防止効果のある貴重なパルミトレイン酸を24%と豊富に含んでいるため、目もと用クリームやサンケア用品の材料、高級なマッサージオイルとしてよく使われるほか、ヨーロッパでは特に上等の石けんを作るときに配合されます。オリーブオイルなどのオレイン酸が多いオイル とのハーフ&ハーフの石けんはまさに頼みの綱的存在になります。

ハイオレックひまわりオイル

脂肪酸のうち80%以上がオレイン酸で、石けんにするとみかけも使い心地もオリーブオイルと非常によく似た性質のものになります。保湿力はありますが、泡立ちは控え目、酸化安定性もオリーブオイルに似て良好です。

パームオイル

アブラヤシの真っ赤な果肉をしぼったものです。融点が高く、パルミチン酸が40%も含まれているので、硬く溶けくずれの少ない石けんができます。オレイン酸も40%程度含まれるので、ほどほどの保湿力もありますが、パルミチン酸が皮脂腺の活動にとってあまりよいものではないという報告もあり、肌への効用のために配合する油ではありません。

ひまし油(キャスターオイル)

唐胡麻またはヒマと呼ばれる植物の種をしぼった油です。昔から世界中で、医療用、化粧用として使われてきました。リシノール酸という脂肪酸を90%近く含んでいるため、粘度がとても高いことと水分を引き付けることが大きな特徴です。欧米ではシャンプー用の石けんに昔からよく使われ、この油を加えることで洗い心地もよく、柔らかくセットしやすい髪に仕上がります。

ピュアオリーブオイル

オレイン酸を非常に多く含み、石けんにすると、洗い上がりの肌をスベスベとなめらかに柔らかく仕上げてくれます。ほとんどの石けんのベースに使われるオイルです。 このオイルだけで作った石けんは、泡立ちはあまり良くありませんが、皮脂を取りすぎることなく すばらしい洗浄力を発揮します。

ホホバオイル

ホホバはメキシコ北部の砂漠に自生する常緑の灌木で、その種子からとれるのがホホバオイルです。「オイル」と呼ばれますが、構成成分は脂肪酸とアルコールが結合して生成したエステルと呼ばれるもので、「液体ろう」です。非常に酸化安定性が高く、皮膚になじみやすく使用感がさっぱりしているのが特徴です。水分を保持しながら、皮膚呼吸を妨げない上質の保湿膜を作ります。

マカデミアナッツオイル

マカデミアナッツの実をしぼった油です。年齢を重ねるごとに減少し、皮膚細胞の再生に大きな役割をもつパルミトレイン酸を20%以上も含んでいるため、傷や湿疹でいたんだ皮膚の修復も助けます。最近では、しわ防止用の化粧品や、サンケア用品などにも配合されるようになっています。植物油の中では、最も皮脂の組織に近い油のひとつで、皮膚への浸透性がよ く、使用感のよいマッサージオイルとしても使われます。このオイルをメインにして作った 石けんは肌の中から潤ってくる感じがします。

みつろう

蜜蜂から採取するろうで、古代ギリシャ、ローマの時代からクリームや軟膏の乳化剤として使われています。石けん作りでは、固まりにくい油を使うときに、出来上がりを硬く、溶け崩れにくくするために使われます。

レッドパームオイル

脱色精製されていないパーム油で、天然のカロチンとビタミンEが豊富に含まれており、ホワイトパーム油にはない「傷や荒れ肌の修復を助ける」という皮膚への大きな効用があります。傷用としてだけでなく、にきびや荒れ肌用としても、また、脂性肌用の石けんとしても効果があります。

ローズヒップオイル

ローズヒップというバラ科の植物の種子からとれる油です。ローズヒップの種子にはビタミンCが多く含まれているので、風邪薬や天然ビタミンCの材料として使われます。ククイナッツ油によく似て、やけどや切り傷、皮膚の炎症の治療に効果があることが知られています。しわに対してはっきりとした効果があるという報告もされており、トラブル肌用のクリームやマッサージオイル、アイクリームなどに加えて使われます。

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